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GOGトークンとは?Guild of Guardiansのゲーム内通貨「ジェム」について解説します

Guild of Guardians(ギルドオブガーディアンズ)のゲーム内通貨である、GOGトークン「Gem(ジェム)」がcoinlistで販売されることが発表されました。

GOGトークンとは何か?ゲーム内でどう使われるのか?スケジュールは?などなど、GOGトークンについて解説していきます。

目次

GOGトークン「ジェム」って何?

GOGトークン(別名「ジェム」)は、Guild of Guardiansで使用されるゲーム内通貨で、ERC-20トークンです。

Guild of Guardiansのゲームをプレイすることでプレイヤーに配布され、Play to Earnを構築するトークンになります。Axieで例えるならば、SLPに相当するもの。

ゲーム内でも使用され、アイテム(NFT)のクラフトや合体などのコストとして支払うことになります。

ゲームをプレイしてジェムを稼ぎ、ゲームを有利に進めるためにジェムを消費する。作成したNFTは売買でき、そこでもジェムが必要になる。そして、ジェムはERC-20トークンで売買可能。まさしく、Play to Earnの世界です。

ジェムについて概要がわかったところで、ジェムの詳しい使い道や稼ぎ方など、詳しく見ていきましょう。

ジェムの使い道

ジェムの主な使い道は、ゲーム内アイテム(NFT)のmint費用、NFTの売買手数料、アクティブステーキングの報酬、ガバナンスと投票、の4つです。それぞれについて、詳細を説明します。

#1:ゲーム内アイテム(NFT)のmint費用

Guild of Guardiansのゲーム内で使用できるアイテム(NFT)の作成にジェムが使用されます。

具体的には、マージ(合体)、クラフト(作成)、アセンション(上限解放)の3つです。

マージ(合体)
同じレアリティのヒーローを複数合体させることで、より高いレアリティのヒーローを作成する

クラフト(作成)
所属するギルドメンバーと協力して資源を集め、NFTを作成する

アセンション(上限解放)
ヒーローをアップグレードすることでスターが追加され、レベルの上限が増加する

ジェムの早期使用を促すために、NFTをmintするごとに必要なジェムが増加します。これにより、NFTの供給量が調整され、マーケットにNFTが溢れかえることを回避することを狙っています。

また、新しいNFTを作成するために消費されたジェムは報酬プールに移され、ジェム保有者に還元されます(報酬プールについては#3で説明します)。

#2:NFT売買時の手数料

NFTの購入には、1次販売(開発者から購入)と2次販売(ユーザー間のP2P取引)が存在します。

1次販売の場合、販売額の20%のジェムを、2次販売の場合、マーケットプレイス手数料の20%のジェムを、それぞれ報酬プールに送る必要があります。

これらは、すべて1つのトランザクションで実行され、自動的に完結するようなので、特段意識する必要はなさそうです。

#3:アクティブステーキングの報酬としてプレイヤーに還元

ステーキング+ゲームへの積極的な参加により、報酬としてジェムが配布されます。これを、アクティブステーキングと呼んでいます。配布するジェムは、これまでの説明で度々出てきた、報酬プールに貯まったジェムです。

アクティブステーキングには2つの段階があり、実装スケジュールや開発状況に応じて変化します。現状、ステージ1は、2022年初頭に予定されているゲームリリース時に開始される予定です。

ステージ1:投票+ステーキング

ゲームに関する重要な決定は、開発者(Guild of Guardiansの運営)が一方的に決めるのではなく、ユーザーの投票によって決定します。ここで示す「重要な決定」には、助成金の授与、プレイヤーへの報酬の重み付け、などが具体例として挙げられています。ただし、投票の議題に挙げる内容は、開発者側が決めるようです。ユーザーの投票の結果、例えば80%の賛成が得られたなど、所定の条件をクリアした場合のみ、その内容は決定事項として進められます。

このとき、投票に参加した人全員に、報酬プールのジェムが配布されます。これがステージ1の「投票+ステーキング」です。投票に参加するにはジェムをステーキングする必要があり、ステーキングの量が多いほど議決権も多く、報酬プールから貰えるジェムも多くなります。

このように、Guild of Guardiansはユーザー主体のゲームであり、ユーザーのコンセンサスを得ながらゲームが開発されていきます。この仕組みこそ、従来のゲームとは異なる、Block Chain Gameの醍醐味とも言えます。

ステージ2:プレイ+ステーキング

長期的には投票者全員ではなく、ゲームをプレイした人全員に報酬プールのジェムを配布することが計画されています。

ここで、「ゲームをプレイする」とは、ゲームへの積極的な参加を意味しているとのこと。例えば、プレイ時間(週に30分以上プレイした)、キャラクター/プレイヤーのレベル、ゲーム内での行動、などの実績に応じて配布量を変えることを考えているようです。

また、スカラーシップ制度も検討しているとのこと。これは、ジェム保有者が、報酬の一定割合を共有する代わりに、「ゲームをプレイする」作業を他のプレイヤーに委任する仕組みです。所謂、Axie Infinityのスカラーシップ制度に近い仕組みですね。

スカラーシップの導入含め、こういった変更を実行するためには、コミュニティからの賛成を得る必要があり、ステージ1に示した投票を行うことになります。これはかなり先になると思いますが、この辺りの開発にも期待です。

#4:ガバナンスと投票

#3にも示した通り、ジェムの保有者は、ジェムに関連した提案について、分散型のガバナンスを通じて賛否の投票が可能となります。ここでいう提案とは、例えば、助成金の授与、デイリー報酬の有効化、ジェム供給量の変更などです。もちろん、提案される内容は、分散型ガバナンスを通して追加される可能性があります。

Guild of Guardiansでは、こうしたユーザーの投票により、ジェム(GOGトークン)の実用性と分散性を高めることを目指しているとのことです。 開発者は、エコシステム全体のファシリテーションの役割を果たし、投票により決定した内容を、可能な限り早く実行する立場になります。

供給スケジュール

ジェムの総供給量は10億枚。長期的かつ持続的な成長のため、今後4年間かけて、段階的に供給される予定です。

また、ジェムの配布割合は以下の通りです。ポイントは、35%(3.5億枚)のプレイヤー報酬と、28%(2.8億枚)のコミュニティ報酬でしょうか。

プレイヤー報酬

35%のプレイヤー報酬は、#3でも説明した報酬プールに蓄えられます。条件(#3を参照)を満たしたプレイヤーに、毎日スマートコントラクトを通してジェムが配布されます。

コミュニティ報酬

28%のコミュニティ報酬は、ゲームのコミュニティ全体に分配され、そのうちの約8割がスタート段階で利用可能です。内容としては、ファウンダーセール参加者に対するボーナス報酬、流動性マイニング、リファラル(紹介)、コンテンツの作成とコミュニティへの参加、サードパーティ開発、パートナーとアドバイザー、コンペ報酬、など多数挙げられています。長期的には、#4に示した通り、分散型ガバナンスに従って、ジェムの分配は決定されることになります。

さいごに

coillistで販売されるGOGトークン(ジェム)は、全体のわずか6%であり、長期的に見ればごくわずかです。トークンの多くは、コミュニティの参加やゲームをプレイすることで得ることができ、Play AND Earnを目指しているゲームであることがよくわかります。

まだ詳細ははっきりしていませんが、今後の開発と、2022年のローンチが非常に楽しみです!

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